女性の体というのは、仕事や家庭でのストレスだけではなく、毎月の月経周期による女性ホルモンの分泌の波による影響を受けるため体調コントロールが難しいです。
漢方薬というのは、女性の病気や悩みの改善に向いていると注目されています。
西洋学や色々な健康法などを試してみたけど改善がみられないという場合は、漢方薬を取り入れてみるのも1つの方法です。
【漢方が向いている女性の病気】
①月経に伴う症状
月経前症候群・月経痛・月経不順など多くの女性を悩ませている症状にも漢方薬は効果を発揮することがあります。
月経痛は症状の酷い人だと学校や職場へいけないほどの痛みが表れますが、漢方薬で血流を改善することで症状緩和を期待することができます。
月経不順は、不正出血などの症状がなければ漢方薬でホルモンバランスを調整し、血流の流れをよくするといった改善方法があります。
月経前症候群も、漢方でホルモンバランスを整えることで症状が改善されることがあります。
②冷え性・肩こり
日本には冷え性や肩こりを患っている人が多くいらっしゃる症状です。
漢方薬で体温を調節する自律神経の働きを高めたり、血流をよくすると改善を期待することができます。
③不妊症
不妊治療の現場でも、漢方薬を使用することが増えてきています。
不妊症には、不妊検査を受けても原因がはっきりしないものや、子宮・黄体ホルモン機能が不十分なために起こるものがあります。
このようなケースは漢方薬を使用すると子宮などの機能が改善し、妊娠へ繋がる可能性が高くなります。
④不定愁訴(頭重・頭痛・のぼせ・不安感・イライラ・動悸など)
病気というほど重症でなくても、これらの不定愁訴が続くと日常生活に影響がでてくることもあります。
症状がいくつか重なると、西洋薬だけでは治療がむずかしいことがあります。
この不定愁訴の症状の場合も、漢方薬で自律神経やホルモン分泌のバランスを改善することで症状が軽くなることがあります。